独学でネイル検定を受験する方法
「合格は不可能ではない」とか「独学では難しい」とか、
たどり着いた記事が、ネイルスクールが書いているものだったりなど。
「じゃあ結局、独学ではどう勉強したらいいの?」と思う、合格を目指す方に向けて
この記事では “筆記・実技の効率的な勉強法” をお伝えします。

目次
1. はじめに ーネイルの検定とは?ー
まず、ネイルの検定について。
基本的に “ネイルの検定” と言えば
「JNECネイリスト技能検定試験」と「JNAジェルネイル技能検定試験」を指します。
ここでは、このどちらにも通ずる勉強法についてお伝えできればと思います。
※ 「JNECネイリスト技能検定試験」と「JNAジェルネイル技能検定試験」について詳しい違いはこちらの記事からも確認できます。
2. 大まかな勉強方法
ネイルの検定に向けて 学ぶべきことは2つ。
「筆記」と「実技」です。
これは級が上がっても変わりません(上級は筆記試験がないため例外)。
筆記試験では “ネイリストとしての知識” 、実技試験では “正しい技術” が問われます。
だだし、筆記でも実技でも「正しい情報」がわからないのが “独学の難しさ” です。正しい知識に辿り着くまでに時間がかかるし、自分の身につけた技術が正解なのかわからない。
でも、逆に言ってしまえば
「正しい情報」を見つけられたら、合格にグッと近づきます。
ですので、次章からは「筆記」と「実技」での正しい情報収集の方法をお話しします。
3. 筆記 ー教材で学ぶー
筆記を学ぶ上でのポイント。それは「正しい情報源を見つけること」です。
情報収集だけで時間を消費しないために、かつ勉強時間を無駄にしないために
情報源として間違いがないのは「公式のテキスト」です。
真面目にテキストで学ぶより効率の良い方法を探したくなりますが、ネットには正誤様々な情報があり、一か八かで賭けるのは合理的な策ではありません。
その点、公式のテキストが間違っていることはなく、勉強ツールを探すとしてもこれを軸にするのが効率的な方法でしょう。
公式テキスト
◾️ネイリスト技能検定試験筆記試験公式問題集
◾️JNAテクニカルシステム ベーシック / テクニカルシステム ジェルネイル
テキスト代(約5,000円)はかかります。ですが、スクールや通信授業(通常スクール代は20万〜100万/通信授業5万〜ほど)よりは遥かに安価に収まります。
全く費用がかからないというわけではないため、たくさん時間のある方は無料の動画視聴をさらうのも一つの手かもしれません。テキストを譲ってもらう選択肢もあります。
筆者としては、検定には受験料(1回 / 6,800円〜16,500円)が必要になるため、
一回で合格することを目標に、公式テキストを購入するのが良い選択かと考えます。
4. 実技 ー動画で学ぶー
実技での難しい点は「自分の技術が正しいかわからない」こと。
これを打破するにも筆記のときと同じく、正しい情報源を見つける必要があります。
独学で技術を知るなら動画を見るのが一番。
ただ、動画こそ特に正誤あらゆる情報が入り混じっており、独学では筆記よりも実技の方が身につけるのが難儀です。
さらに受験情報は都度更新されており、最新の動画でも発信主が情報を追い切れていない場合も多くあります。正しい技術でせねばならないことと、自分なりの方法で行って良いことが混ざってしまっている動画もあり、受け手が選別するには難易度が高いものです。
そこで最も正しい可能性の高い発信主として「認定講師」の方々を挙げます。
この方々は検定試験の試験官としての資格を保持されており、試験官目線で注意点等を伝える動画が多々見受けられます。技術面で間違いなく信頼のおける発信主です。認定校やJNA、JNECが発信する動画も参考になります。
特におすすめするのは “試験時を再現した動画” です。
「試験時間をどう使うか」とても理解しやすく、また、動作と並行して気をつける点を伝えてくださる場合も多いため、自分も同時に練習してみるのもかなり効果的でしょう。
(実際筆者も試験数日前から動画と並行して実技試験の練習をしました。講師の方の無駄ない動きに合わせられるため、あらゆる工程をスムーズに行うことができます。試験時間内に収める練習としても効果的でした。)
5. 独学のメリット・デメリット
検定のために独学を選択するにあたって、メリットとデメリットのどちらも知っておく必要があります。判断材料にもなれば幸いです。
メリット | デメリット |
・費用を抑えられる ・自分のペースで学べる | ・基礎を身につけるのが難しい ・計画性が必要 (・検定向きの技術が身に付く) |
言及しておきたいのはデメリットです。
◾️基礎を身につけるのが難しい
指導者が一人に決まらない以上、基本を身につけるのは難しくなります。また、身につけた技術が正しいか判断できかねるため、判断は第三者のプロや本番に委ねられます。
◾️計画性が必要
デメリットというより必要なことです。スクールなどと異なりレールが敷かれておりません。そのため、技術習得やモチベーションを維持するためにも計画性は大切です。
◾️検定向きの技術が身に付く
今回「検定のため」の独学についてお話ししましたが、このデメリットはその先(開業)のお話です。関係ない方もいらっしゃるかと思うので、その際は読み飛ばしください。
独学でも技術は身につけられます。しかし、スクール生などと比べると対人練習の回数が劣る傾向にあることや、検定内外の細かな技術漏れを想定すると、いきなりの開業に対して身につけた検定向けの技術では不足する可能性がないとは言い切れません。その点独学で学ぶことはデメリットに転じるでしょう。
⭐︎ ネイルスクールなどでは卒業生の開業支援を行うところが多くあります。開業を希望される場合は、検定ではなく始めから開業向けの学びができる場に向かうのが良いかと思います。
6. その他の選択肢
ここまで独学での勉強方法をお話ししてきましたが、他にもいくつか資格取得の手段があるので紹介させていただきます。独学での勉強と並行することも可能ですのでよろしければお役立てください。
◾️セミナーへの参加
ネイルスクールや商材専門店、JNAが主催するセミナーや模擬試験があります。資格がなくても参加できるもの、無料のものもあるので活用できます。
◾️JNAに入会する
JNA主催のセミナーに会員価格で参加できる、会報誌を受け取れるなど、最新の情報収集が可能です。
JNAホームページ > 会員制度 > 個人会員 より確認可能。
◾️ネイルスクールに入学する
合格保証制度を設ける学校も多くあります。他の選択肢に比べ費用はかかりますが、確実な手段の一つでもあります。道具や商材を一式セットで受け取れる学校も。「初回の級だけ取るために」や「1つ検定が取れたから」と自分なりに利用することもできます。
◾️通信講座を申し込む
ネイルスクールに比べて安価に、目標に沿った講座を取ることができます。スクールと同様、道具・商材付きの講座もあります。ネイルスクールに比べて区切りが細かい傾向にあるので、目標のために利用しやすい方法です。
7. まとめ
まとめです。
【独学での勉強方法】
◾️筆記:公式テキストを使用する
◾️実技:認定講師の方の動画で学ぶ。特に “試験時を想定した動画” がおすすめ。
【ポイント】
・正しい情報源を掴むこと。
・計画性を持つこと。
・他の選択肢(セミナー/JNA/スクール/通信講座)も利用できる。
独学で合格を目指す方へ。
始めにも述べたように「正しい情報」を見つけられたら、合格にグッと近づきます。
誤った情報に惑わされず、自分のペースを信じて進んでください。検定の勉強と生活を応援しております。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
コメントを残す