セルフケアを本格的に!|知らないと危険!? 検定にも使える “正しい甘皮処理” のやり方

セルフケアをしてもささくれになってしまう……。

そもそも甘皮ってどこ?? という方へ。

間違った処理を行うと炎症やグリーンネイルの原因にもなってしまいます。

今回は、爪にやさしい処理についてシンプルにお伝えします!

目次

1. ケアの前に

まず、危険なのは「甘皮を全て取ればいい」と勘違いしている場合。

そもそも処理は爪を清潔に保つためや、ネイル前の準備として行います。そのため「処理=爪の余分な部分を除去する」という認識が必要です。しかし甘皮は全てが余分な部分ではありません。

POINT

甘皮とは……
爪を保護・雑菌と異物が入るのを防ぐ「キューティクル(爪上皮)」と、爪に付着する角質「ルースキューティクル(爪上皮角質/ルーススキン)」の総称(※)。

この通り、甘皮は爪を健康に保つため必要な部分と、除去しても問題ない角質の部分に分かれています。

角質の部分(ルースキューティクル)はネイル浮きからグリーンネイル等を引き起こす可能性があるため除去せねばなりません。また除去すると長持ちに繋がります。

一方で、角質部分より皮膚に近い「キューティクル」の除去には注意が必要です。

そもそも甘皮処理としてはルースキューティクルの除去で充分。ジェルやポリッシュを塗りやすくするために、キューティクルは押し上げてラインを取る程度で構いません。

キューティクル部分の除去が求められるのは、キューティクルにルースキューティクルが付着し塗布の妨げになるとき。その際には余分なキューティクルを傷つけないようにラインを取ってあげます。

大切なのは全ての甘皮を切らないこと。これは健康な爪を生やすためにも重要です。

POINT

・甘皮(キューティクル)は爪の輪郭を取るために除去し、必要以上に切ってはいけない。
・ルースキューティクルは塗布のしやすさとともに爪の健康のためにも除去する。

※ “甘皮” にルースキューティクルまたはキューティクル一方の意味をあてるものもありますが、ネイリストにおける爪の構造上の区別は「キューティクル」と「ルースキューティクル」で “甘皮” は登場しません。ここからは甘皮があまり登場しないのでご注意ください。

2. 甘皮はどこ?

キューティクルは爪と皮膚の境、ルースキューティクルは爪に付着しています。キューティクルから皮膚に近づいていくと爪を支える別の部分に当たるため注意。

写真を見ても「自分の場合、甘皮はどこ?」となる方へ。特に若い方や常にサロンでネイルされている方は甘皮が少なく見つけづらいです。図と照らし合わせてご確認ください。

3. 正しいケアの方法

用意するもの

・ボウル
・ぬるま湯
・液体石鹸(数滴)
・ウッドスティック
・ニッパー
・メタルプッシャー(自爪を削らないもの)
・キューティクルクリーム
・ガーゼ

⭐︎注意:キューティクルクリームは保湿しながらケアを行うことができます。キューティクルリムーバーという製品もありますが、キューティクルクリームに比べて皮膚を柔らかくする力が強いため、使用後はしっかりとブラシで洗い流してください。皮膚の荒れている方、弱い方にはクリームをオススメします。

◾️ルースキューティクルを押し上げるまで!

POINT

ケアの8割はここまでで決まります。というのも、充分に押し上げられていないとルースキューティクルが見つけられず切り過ぎたり、反対に切り残すことに繋がるからです。「ルースキューティクルをポケットに集める」イメージを大切に!

◾️ルースキューティクルの除去

あとはポケットの中のルースキューティクルを狙って、真横に切っていくだけです!

完了です!

4. まとめ

キューティクルの切り過ぎに注意しながら、正しいケアを! 適切なケアは爪を健康に美しくします。

綺麗な自爪で素敵なネイルをお楽しみください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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