うつのとき考えていたこと
考えたことと言ってもこれがうつ状態だよってことじゃない。ただ単に考えていただけ。
同じようにうつにある人が「うつ 考える」とか検索してなんとなく覗いて、こういう人間もあるのねと下手に考え過ぎる時間を少し消費して、ほったらかしてくれていたらいい。
何より今自分はまだ治っていないらしいのでなんとも言えないけれど、20代前半だった女が後半になるまで考えたり悩んだり抗おうとしてたり、結局何もしていないような気がしたから、こういうことを考えて時間を使っていたよという記録です。
考えていたこと
・資格を取ろうとしてた
真っ先に浮かんだのはこれ。なんかちゃんとしようと思っていた。まだうつ序盤から抜けられていない証拠のよう。「迷惑がかかるから」とか「休んでるから」と考えるうちはまともじゃない。休まなきゃいけない人間として診断が下されたはずなのに動こうとする。それは違った。診断から2か3年経つ今は思わない。だって無理なので。必要になったときにやるものよ。おそらく。
・「いったことない場所に行かないと」と思った
休んでいる時間を無駄にしたくなかった。結果これで改善したとかはないけれど、知らない場所を知れたのは今でも良い記憶。その日や次の日にドッと疲れたり反動も来てた気がするが、出かけたときに起こった良い話は覚えているもの。
(良い話:近かったので四国に行ったら帰り道バスが一生来ず、老夫婦と助け合った。見渡す限り烏しかいない駅を越え、何時間も一緒の席でお話ししてくれた。控え目な旦那さんと明るい奥様。1年オーロラ貯金をしてたくさん予習もして旅した話が忘れられない。別れ際、あと数時間電車に乗る私にお弁当を買ってくれようとして、断ったけれどその気持ちがすごく温かくて嬉しかった。)
・水族館に行きたかった
水とかそういうところに行きたかった。漂いたいのか。でも考えられる日って元気なときだけ。ぼーっと水槽を見ている時間は良い。平日がおすすめ。でも土日も子どもが無邪気で良い。未来。
・赤ちゃんと猫ばかり求める
害がない。犬は気持ちがある感じがする。差し障りない癒し。
・助けてって思ってた
何にとは言わず思ってた。検索したり。言えないから検索だけすると電話番号が出てきてそういうことじゃないんだよなとか思ってた。どういうこと。やさしい誰かに大丈夫とだけ言ってほしいような、でもこんなグダグダでそんな甘えて良いわけないとも思っていた。万が一にもそんな人がここに辿り着いていたら絶対大丈夫と言う。だって私もここまで大丈夫になったので。一緒に元気一杯になる。
・考えられない
ひたすら頭の中が暗いだけ。考えているようでグレーの不安の文字がデカデカとおでこ辺りに沈殿している。反対もある。頭の止まらない日。どちらも辛くてたまらない。ただ薬が合ったり時間が経ったりすると嘘のように透明になる。そういう日が増えて、だんだん戻っていく感じがする。元はわからないけれど少し前と比べて心地は違う。休まないといけない。休み方のわからない日を越えて(長い)、休むようになって、ちょっと息吸ってみて、時間をかけて進む気がする。
一個人の若いやつの話なんて説得力にも欠けると思うけれど苦しい人に絶対大丈夫と言いたい。こんなとこまで見るような人は絶対やさしい。
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